プロマネ経験者が語る、DevelopersIO BASECAMPの「実現場にきわめて近いのにたくさん挑戦できる環境」とは?

デベキャン第1期修了生のインタビュー記事 vol.4

プロフィール

BtoC向けアプリケーションの開発に携わるWebエンジニア。新卒でSIerに入社しフロント、バックエンドの開発を経験後に市役所に入職。情報セキュリティ関連業務やベンダーコントロールなどの経験を積んだのち現職。
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「デベキャンでは現場で使えるような知識や顧客との折衝を体験できると聞き、わらにもすがる思いで応募したんです」
 
こう話すのは、Webエンジニアのナオトさん。過去にシステムの受託開発でフロントエンド・バックエンド開発を幅広く手がけただけでなく、過去には発注者としてベンダーコントロールやプロジェクトマネージャーの業務経験もお持ちです。
 
経験豊富なナオトさんにとっても、DevelopersIO BASECAMP(以下デベキャン)はクラウド技術の知識だけでなく多くの気づきを得られた3カ月間でした。

5年間のブランクを経て、いまどきの開発についていけるか?

ナオトさんは新卒でシステムの受託開発に入社し、その後市役所のIT部門職員に転身したという一風変わった経歴の持ち主。クラウド技術を学ぼうと思ったきっかけは、2回目の転職を機に再びエンジニア職に就くことになったからだといいます。
 
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「1社目ではクラウド技術を使った経験がなく、AWSに触れたのは趣味でAlexaスキルを作ったときくらいでした。 しかし内定をいただいた会社はクラウドベースで開発を進めていると聞き、今のままでは転職後についていけないのでは?と不安になってきました」
 
過去にはAWSの初心者向けチュートリアルを始めるも、仕事やプライベートの時間とのやりくりが難しく挫折してしまいます。
 
デベキャン受講中の限られた期間で、エンジニアとしてできる限り多くのものを吸収してスキルアップしたい。新しい職場で使いものにならず、結局別の仕事に就くことになるのはどうしても避けたい。
 
こうした危機感から、デベキャンへの参加を決めました。

プロジェクトマネージャー経験者も歯ごたえを感じられる、実現場に近いロールプレイ

デベキャンは、AWSを実業務で扱ううえでの構築・設計などの知識から、顧客の要望をもとにシステムを提案するプリセールスまで、AWSに関わる業務を実践形式で体験できる学習プログラムです。メンター(受講生ごとにつく指導役)と伴走しながら課題に取り組み、AWS構築・運用のプロたちから成果物へのレビューを受けられます。
ナオトさんがデベキャンで特に良いと思った点は「実際の現場にきわめて近い環境を体験できながら、失敗に対するデメリットがほとんどない」ことだったそうです。
 
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「ロールプレイでは自分がシステムを提案する相手(顧客役)やシステムの納期、制約などがあり、多くの気づきを得られました。 複数のAWSサービスを組み合わせたシステムを提案するのは初めてだったので、持ち帰ってサービスの仕様を確認することもざらでした。 加えて課題では、準備されたドメインをもとにDNSを設定したり、サーバの負荷を減らすための分散処理を考えたりするといったネットワーク関連の知識も問われました。実際に使われているサービス並みに細かな仕様を検討していったのには苦労しましたね」
クラウドやネットワーク関連の基本知識だけでなく、プロジェクトを進めるコツにも気づいたのだとか。キックオフミーティングの最初に意識的に雑談をはさむという、コロナ禍以降のリモートワーク化ならではのコミュニケーションは今回初めて体験したそう。
 
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「デベキャンでは多くの方とお話をしましたが、顧客役の方とはプリセールスの工程まで雑談をする機会がありませんでした。どういう考えを持っている方なのかわからないままロールプレイに臨んだのも、実現場と近いなと感じました」
 
デベキャンのカリキュラムはほぼ全ての工程をリモートで実施しています。ナオトさんも地方から参加しましたが、コミュニケーションツールをうまく活用できたため、特に不便なく学べたといいます。

継続的に学ぶ・アウトプットする方法を知る

LT大会への登壇やブログの執筆など、カリキュラム以外の部分でアウトプットの機会に恵まれたのも思わぬ収穫だったのだとか。
 
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「LT大会に登壇してみたらとても楽しく、もっと早く始めておけば良かったなと思いました。リモート参加でも現場の楽しさが伝わってきましたし、なにより自分が発表したときにも多くの温かいコメントをいただいて胸が熱くなりました」
 
AWSオフィスでのLT大会の模様はこちらのブログ記事をご覧ください。
 
技術ブログの執筆も初めての体験でした。デベキャンでは受講生のアウトプットを推奨し、受講生ブログを設置。記事は技術ブログ『DevelopersIO』での執筆経験もある運営メンバーたちからレビューを受け、初めて自分が書いた記事を投稿します。
 
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「なんとなく『技術ブログを書いた方がいいかな』とは思っていましたが、自分のエンジニアとしてのスキルや、市場価値を高める意味でも有用だと改めて学べました。 実際に書いてみるとやはり難しい部分はあるものの、自分が思っていたよりも発信するハードルは低かったですね」
 
デベキャンを通じて継続的に学ぶ手段を知り、学習の習慣が身についた今は技術ブログをチェックしたり、地域のIT関連のコミュニティに参加したりし、アウトプットの機会も作るようになったそうです。

失敗を恐れずに最初からトップスピードで!

デベキャンでは多くのものを得られたと話すナオトさんですが、何を持ち帰れるかは受講生の取り組み方しだいだといいます。
 
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「デベキャンは受講生が主体的に動けば動くほど、学びたいことが学べるプログラムになっています。逆にいうと、受身でいては得るものがないまま終わってしまうでしょう。 デベキャンの良い点として、失敗に対するデメリットがほとんどないとお話しましたが、実際の現場に近い環境なのに失敗しても怒られず、誰かに迷惑をかけることはありません。だからこそ自分の学びたいこと、知りたいことをどんどんメンターの方に伝えて、最初から主体的に勉強していけばよかったと思います」
 
ナオトさん自身もプログラムの前半は最低限の課題提出だけをしていたそうですが、危機感をおぼえて後半は自ら軌道修正をし、課題に打ち込みました。結果、自分の心の持ちようが大きく変わっただけでなく、自分の強みにも目を向けられるようになったとのこと。
 
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「プログラムの最後に、ロールプレイで顧客役をされた方へお礼を伝えたところ『ナオトさんはステップを追うごとに、どんどん頼もしくなっていきました。最後のプリセールスは、本当に仕事を任せたくなるようないい提案でした』と言っていただけて、とても嬉しかったです。 メンターの方からも良いフィードバックをいただき、これまで私自身が気づかなかった自分の強みを教えてくださったので、改めて成長を実感できました」
 
今後はAWSの学習を続けながら、インフラの知識を身につけていきたいというナオトさん。ゆくゆくはテックリードやプロジェクト全体を管理する、技術部門のトップを目指していきたいと考えているそうです。

DevelopersIO BASECAMP(デベキャン)とは

デベキャンは、ITエンジニアやITエンジニアに興味を持つ個人がエントリーできる参加型トレーニングプログラムです。