「クラウドエンジニアになりたい」エンジニア未経験者が、デベキャンを通じて身につけたもの

デベキャン第1期修了生のインタビュー記事 vol.3

プロフィール

さまざまな業界・職種を経験したのち、現在はITインフラ企業の営業職として働く。未経験からエンジニアになることを目指しており、AWSに加えネットワークやサーバー等のIT知識を日々たくわえている。
未経験からエンジニアを目指したいという人が増え、多種多様なプログラミングスクールやオンライン講座を目にする昨今。現在はITインフラ企業の営業職として働くひらさんも、異業種からエンジニアをめざす一人です。
 
ひらさんはネットワークやAWSの基礎知識を独学したのち、DevelopersIO BASECAMP(以下デベキャン)に参加。エンジニア実務経歴を持つ人が大多数を占めるというデベキャンで、実務未経験のひらさんはどのようにキャッチアップし、カリキュラムを終えて成長していったのでしょうか。

クラウドエンジニアを目指す近道は?

ひらさんはさまざまな業界での経験を積んだのち、場所を選ばずに働きやすいエンジニア職に興味を持ち、現在のITインフラ企業に入社。サーバーやネットワークといった基礎知識を深めるべく、LinuC(Linux技術者認定試験)やCCNA(Cisco Certified Network Associate)を独学で取得します。
 
業務や資格勉強を通じてオンプレミスへの知識を深めていくうちに、クラウド技術の便利さや、今後のニーズといった魅力に気づいたそうです。
 
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「AWSは、プラットフォームとして迅速に数多くのサービスを提供できます。さまざまなソリューションを提供できるクラウドエンジニア、AWSエンジニアを目指したいと思うようになりました」
 
その後ひらさんは動画講座を受講したり、AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA:AWS Certified Solutions Architect - Associate)を取得したりするなどAWSの知識をつけていきました。
 
ある日SNSでデベキャンを知り、「実務に近い経験を積める」という謳い文句や、メンター(受講生ごとにつく指導役)が伴走するというカリキュラムに惹かれて参加を決意します。
 
デベキャンは「AWSを仕事現場で扱えるようになるための実践形式の体験型プログラム」です。構築・設計のほか、顧客の提案をもとにシステムを提案するロールプレイなどを段階を踏んで学び、実務でAWSを扱うときに必要な知識や業務スキルを身につけます。
発注者とのコミュニケーションに欠かせない、仕様書の作成や受注〜納品〜受け入れ時のドキュメント作成なども学び、プロとしてAWSインフラを適切に設計できるようになることをめざします。
 
ひらさんも、受講後の今こそ「システム構築・設計にプリセールスとひととおり体験でき、予想をはるかに超えて大満足」だったのですが、修了までの道のりはそう単純ではありませんでした。

経験不足で挫折を味わうも、メンターの伴走に支えられる

デベキャンは実践形式の課題が多く、AWSサービスの知識・操作だけでは完結しません。たとえばロールプレイではITシステムを構築するネットワークなどの基礎知識に加え、顧客役から情報を引き出し、リードしていく姿勢が求められます。
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「デベキャン以前から自己研鑽に励み、少しはエンジニアに近づけていると思っていました。しかしデベキャンの実践的な演習を行う中で、インプットもアウトプットもまだまだ足りていないことに気がつきます。エンジニアになるまでの壁の高さに、最初は挫折を感じました」
 
ひらさんはクラウドを扱うための予備知識はあり、AWS Management Console(AWSのWeb管理画面)での操作にも慣れていたものの、課題をこなしていくうちに実務レベルのIT知識が足りていないと気づきます。
 
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「AWSのサービスを使ってリソースを作るという操作自体は分かるものの、パラメータがない状態でリソースを構築しようとすると手も足も出なかったんです。 それでもメンターの方は、AWSエンジニアに必要な知識を網羅的にかつ根気強くたたき込んでくれました。私が本当にわかるようになるまで、です」
 
必要な知識が多く、学んでも学んでも一人前のエンジニアとして活躍できる姿が見えない……自信も失いかけましたが、メンターに背中を押してもらったのが学習の励みになったといいます。
 
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「メンターの方には常に親身に寄り添った指導をしていただきました。課題以外ではキャリアの相談にもよく乗っていただき、エンジニアになるためにしてきたことや、どういう会社に勤めるのがいいのか?などといった生きたノウハウを聞けました。 私と同じように元営業の方や異業種出身の方からのお話もうかがい、自分も努力を続けてメンターたちのように第一線で活躍できるエンジニアになりたい、コツコツと長い目線で頑張っていこうと思えました」

今の自分にとって必要なものが見えてきた

同期の存在やカリキュラムの合間のプログラムなども、ひらさんの学習の支えになったのだとか。
 
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「課題は進捗管理ツールを使っていたので、他の受講生の進み具合も見えるようになっていました。『もうこの課題を終えた人がいるのか!』『この課題は難しいからみんな苦労しているな』と一喜一憂したり、受講生どうしで話したりする場もあり、孤独を感じさせませんでした。 そしていろんな方との会話を通じ、今の自分にとって必要なものが見えてきました」
 
フェーズの合間に開催されたLT大会では登壇をし、クラスメソッドやAWSのエンジニアとの歓談を楽しむなど、実務的なカリキュラム以外でも学べる部分があったとのこと。
 
LT大会の模様はこちらのブログ記事をご覧ください。
 
通勤時間の合間を縫って課題を解いたり、AWS知識と並行してIT基礎知識を学んだりといった苦労もありましたが、無事にプログラムを完走。課題や課外活動を通じて力がついたという実感もありました。
 
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「運営の方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつでもどこまでも受講生のことを思って指導してくださったのが伝わってきました。 デベキャンは受講生自身に進捗を委ねている部分も多く、積極的に取り組むほど学びや吸収できることが増えると思います。指導陣は、受講生の学びたいという強い気持ちに応えてくれます」

最高の環境で夢を叶えてほしい

ひらさんはプロたちの姿を見たり、話を聞いたりしたことで、エンジニアになりたいという思いを一層強くしたといいます。プログラム修了後は転職活動を開始し、クラウドエンジニアとして就職することをめざしているそうです。
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「今の会社ではAWSエンジニアにはなれないので、デベキャンで学んだことを早く実務として活かしたいと思っています。第一線で活躍しているエンジニアの方々は本当にかっこいいし、ゆくゆくは私自身もテクノロジーの力で世の中を変えていきたい。 お世話になった方々には『デベキャンのおかげでエンジニアになれました』と早く言えるようになりたいです。 デベキャンには志を育てる最高の環境があります。参加を考えられている、みなさんの目標が叶うことを祈っています」
 
就職活動に加え、さらなる自己研鑽に励んでいるというひらさん。メンターから教わった「顧客の要求を満たすだけでなく、期待値を超えて信頼を得られる」エンジニアになれるよう、プログラム修了後のいまも日々努力を重ねています。
 

DevelopersIO BASECAMP(デベキャン)とは

デベキャンは、ITエンジニアやITエンジニアに興味を持つ個人がエントリーできる参加型トレーニングプログラムです。