「要望に応えるだけではダメだと気づけた」AWSと自身にじっくり向き合う学習プログラムとは?

デベキャン第1期修了生のインタビュー記事 vol.1

プロフィール

オンプレミスの社内システムの保守、小規模なWebアプリの改修・開発業務に携わる4年目のエンジニア。1年前から独学でAWSの動画講座や公式チュートリアルを受講し、複数のAWS認定資格を取得している。
 
🗣
「仕事への向き合い方が大きく変わった3ヶ月間でした」
こう話すのは、普段はオンプレミスのシステム保守やWebアプリの改修・開発業務に携わっている、エンジニアのえみりーさん。独学でAWSやクラウドの学習を始めて資格を取ったものの、学びをアウトプットする機会にめぐり合えず、業務で使いこなすには不安を感じていました。
 
そんな中、DevelopersIO BASECAMP(以下、デベキャン)に参加して「まるでクラスメソッドでインターンを体験しているかのように、多くのものを得られた」と話します。
 
AWSに関する知識を身につけただけただけでなく、仕事に対する心構えまでをも変えた3カ月間。えみりーさんはデベキャンとどのように向き合って、成長を遂げたのでしょうか。

独学で1年ほど学び、DevelopersIOを見てデベキャンを知る

デベキャン参加前から、複数の講座でAWSを学んだというえみりーさん。社内でクラウドサービスの利用が増えて「AWSを導入しよう」という気運が高まったのをきっかけにクラウド技術に興味を持ち、みずからオンライン学習講座や就職支援サービスのAWS講座を受講し、複数のAWS資格(SAA:AWS Certified Solutions Architect - Associate,SOA:AWS Certified SysOps Administrator - Associate,DVA:AWS Certified Developer - Associate)を取得しました。
 
AWSを学ぶために情報収集をしていたある日、クラスメソッドの運営する技術メディア『DevelopersIO』で偶然、デベキャン開催の告知を目にします。
 
社内を見渡すと開発者の数は少なく、AWSの実務経験がある社員はゼロ。AWSの資格を持っているえみりーさんは「実務でのスキル不足を補って少しでも自信をつけたい」と感じていたことから、受講を決意しました。
 
🗣
「デベキャンの一期生募集記事を見かけて、すぐに応募しました。ブログの記事には常にお世話になっていたので、クラスメソッドにはどんな方たちがいるんだろう、デベキャンを通じて良い刺激を受けてみたいと思っていたんです」

デベキャンが育てるのは実業務でAWSを使えるプロ

🗣
「これまで他の講座で学んでいたのは、あくまでAWSの知識です。構築までやった講座もあったのですが、顧客へのヒアリングや導入提案は初めてで挑戦したい分野だったので、デベキャンはまさにぴったりでした」
 
えみりーさんがこう語るように、デベキャンはスクール形式の講義ではなく「AWSを仕事現場で扱えるようになるための実践形式の体験型プログラム」です。カリキュラムでは構築・設計、プリセールスなどといった、AWSクラウドを使った複数の業務をじっくり学びます。
 
顧客役から聞いた要望をとりまとめてAWSインフラを提案、設計するというロールプレイを体験するステップもあり、AWSの概要と基本的なサービスを理解するだけでなく、実際のインフラ構築や顧客への提案ができるエンジニアを育てます。
 
えみりーさんにとって特に気づきが多かったのは、顧客ヒアリングから設計構築、納品まで挑戦したフェーズでした。実際の開発事例に近い題材をもとに発注から納品までのロールプレイを体験し、自身の成果物を添削してもらった経験は代えがたかったといいます。
 
🗣
「普段はプログラマとしてコードを書くことが多く、関係者との折衝経験が少なかったので、ヒアリングそのものに苦手意識を感じていました。実際にロールプレイをしているとAWSの知識の浅さが浮き彫りになり、顧客役の方からの質問に戸惑ったこともあって。 ヒアリングは今でも得意分野とは言えませんが、アドバイスを受けてからは、受講前と比べるとだいぶ自信がついたと感じています」
 
受講生たちを導くのは、数多くの企業でAWS導入や運用支援を手がけてきた、いわゆる”AWSのプロ”たち。仕様書の作り方や構築エビデンスをはじめ、発注や納品など実際の業務で必要になるドキュメントの作り方まで、実業務から得たノウハウを受講生に伝授しています。

ただ要望に応えるだけでなくプラスの「お返し」をするには? 〜仕事への向き合い方が変わった

子育てなどでプライベートの時間も限られている中、課題や提案資料作成、空き時間にはAWSサービスを勉強……と、どっぷりデベキャンに浸かるモチベーションを保ち続けられたのは、メンターをはじめデベキャン運営のていねいなフィードバックがあったからでした。
 
🗣
「デベキャンでは仕様書や構築した環境など、すべての成果物をじっくり見てもらえて、それぞれに細かいフィードバックをいただけました。ここまでていねいに見ていただけたのは初めてで、とても嬉しかったのを覚えています。 メンターの方はレスポンスも早く、いつも何かしらの反応をくださるので、優しくて信頼できる上司に面倒を見てもらった感覚でした。デベキャンが終わったいまは少し寂しさも感じます(笑)」
 
デベキャンの期間中はメンターとチャットツールでまめに連絡を取り合い、2、3日に1回のペースで成果物を共有してフィードバックを得ていたそう。指摘も少なくありませんでしたが、得られるものをすべてを吸収してもう一段階上のエンジニアをめざしたい、という気持ちが大変さを上回ったといいます。
 
課題をこなしていくうちに、デベキャンのメンターから「これだけできれば、大抵の案件は困らないと思う」と言われたことでさらに自信がついたのだとか。
 
デベキャンを通じて、仕事に対する姿勢も大きく変わりました。
 
プログラマとして手を動かす仕事が多く、依頼に素早く対応して「早いね」と評価されるのがモチベーションになっていたというえみりーさん。しかしデベキャンでの指導役とのコミュニケーションを通じて、あることに気づきます。
 
🗣
「フィードバックで『頼まれた仕事だけでなく他の提案もできないか?』『10頼まれた分を15にできるような、もっと良い方法はないか?』と指摘を受けて、これまで意識できていなかったなと思い知らされました。 これからは要望にそのまま応えるだけでなく、さらにプラスで何かを返せるようにしよう、と強く思いました。顧客側の要望にあわせて複数のソリューションを提案をしようだなんて、少し前の自分では考えられませんでした」

受講を考えている方へのメッセージ

えみりーさんは与えられた課題をこなすだけでなく、自分自身と向き合う時間を作ることで、より多くの気づきを得られたといいます。
 
🗣
「デベキャンには期限が決まった課題があり、覚悟はしていたものの想像以上に時間もかかり、決して負荷は小さくありません。すき間時間をうまく探して、平日でもできるだけAWSを触る時間を増やしたり、8時間以上みっちり取り組んだりした日もありました。 ただ『今のままでいいのかな』と感じていた私にとっては、デベキャンは自社で経験できないことを学べ、アウトプットができるとても良い機会でした。他社の風土や雰囲気を味わえ、刺激も受けられましたし、AWS以外にも学ばせてもらうことが多いプログラムだったと思います」
※本インタビューでご紹介したデベキャンの提供内容は、第一期のものです。第二期以降は内容が変わる予定です。

DevelopersIO BASECAMP(デベキャン)とは

デベキャンは、ITエンジニアやITエンジニアに興味を持つ個人がエントリーできる参加型トレーニングプログラムです。