#8 発注者から見た活躍するフリーランスエンジニア - イベントレポート

フリーランスエンジニアを目指す方やフリーランスエンジニアになって間もない方にとって、どんな人がフリーランスとして活躍しているのかを理解することは非常に重要です。今回、2024年2月21日にオンラインで開催されたフリーランストークのイベントでのプロパゲート株式会社の嵩原將志による「発注者から見た活躍するフリーランスエンジニア」の登壇内容から、フリーランスエンジニアが活躍するためのポイントをご紹介します。

フリーランスの心得

全ての人がフリーランスに向いているわけではない

まず初めに理解しておくべきことは、全ての人がフリーランスに向いているわけではないということです。フリーランスになることで、仕事や人生に対して大きな裁量を持つことができる一方、その分の責任も伴います。自分に向いているかどうかを見極め、楽しくやっていけそうかどうかを考える必要があります。

フリーランスと会社員の違い

フリーランスと会社員の最大の違いは、マーケティングとセールスを自分自身で行うようになるということです。会社員の場合、組織から仕事と給料が与えられますが、フリーランスの場合は自分で仕事を選び、取りに行く必要があります。また、マネジメントも自分自身で行わなければなりません。

フリーランスのメリット

フリーランスになることで得られるメリットは、自身に対する裁量の大きさです。誰と、いつ、何の仕事を、いくらでやるのかを自分で決めることができます。また、会社員の枠を超えて、十分なパフォーマンスを発揮できれば、高い収入を得ることも可能です。

活躍するフリーランスエンジニアの共通点

発注者から見た活躍するフリーランスエンジニアの特徴

発注者から見て、活躍するフリーランスエンジニアには以下のような特徴があります。
  1. 当たり前品質:社会人としての常識を備えている(コミュニケーション、報告・連絡、請求書の発行など)
  1. 一元的品質:仕事が早い、仕事の量をこなせるなど
  1. 魅力的品質:その人でないとできないことがある
ただし、自分にしかできないことにこだわりすぎると、その技術やテーマが陳腐化した際に危うくなります。バランス感覚を持ち、顧客の困りごとにアプローチすることが重要です。
また、活躍するフリーランスエンジニアは、能動的で自分から仕事を取りに行く姿勢を持ち、コミュニケーションがしやすい傾向にあります。お客さんの困りごとを観察し、支援することで、仕事が続くようになります。

市場に受け入れられるスキルを持つ

フリーランスエンジニアとして市場に受け入れられるためには、最低限のスキルだけでは不十分です。例えば、AWSのソリューションアーキテクトアソシエイトの資格を取得しても、それだけで高い単価を設定することは難しいでしょう。市場状況や他社の意見を取り入れ、バランス感覚を持つことが大切です。

良いお客様を見つけ、維持する

フリーランスエンジニアにとって、自身の努力と同様に重要なのは、良いお客様を見つけ、維持することです。組織の文化が自分に合っているか、しっかりとオンボーディングしてくれるか、人と人として話ができる担当者がいるかなどを確認し、観察することが大切です。
以上、登壇内容のポイントの紹介でした。
フリーランスエンジニアもお客様が居て、はじめて仕事が発生するので、スキルを磨きながらも市場やお客様の状況も見て、よい関係性を作っていくのも続けるコツなのかと感じました。
充実したフリーランス生活を送るために今回お伝えしたポイントが手助けになれば幸いです。

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