#10 会社員からフリーランスエンジニアへ、変化の時の体験談 [パネルトーク] - イベントレポート

2024.5.22
フリーランスに役立つ情報を共有するフリーランストークは、IT業界でフリーランスとして活動する方のためのイベントです。
2023年4月15日、フリーランストーク#10 がオンラインで開催されました。今回のテーマは「会社員からフリーランスエンジニアへ、変化の時の体験談」で、現役フリーランスエンジニアの岡海人さん(以下 岡さん)と長島健紀さん(以下 長島さん)がゲストでした。視聴者からの質問も多く、フリーランスエンジニアを目指す方や、フリーランスになって間もない方にとって有益なイベントとなりました。

ゲストであるフリーランスエンジニアの経歴紹介

岡さん - 大学院でビッグデータの研究を行い、その後データマーケティングや機械学習を応用した創薬プラットフォームのデータエンジニアとして活動しています。フリーランスとしては、3つの案件で稼働中で、アプリのデータ分析、友人の会社のプロジェクト、そして創薬プロジェクトのデータエンジニアとして活躍中です。
長島さん - ITエンジニア歴13年で、ネットワークベンダーやSIerでの経験を経て、昨年5月にフリーランスとして独立しました。現在はオンプレミスとAWSのプロジェクト推進や新規サービスの構築、運用の改善などインフラを中心に担当しています。
 

パネルトークの概要

フリーランスになる理由

岡さん - 小さい頃から独立したいという漠然とした夢を持っており、会社員として働き始めた後に自分に合わないと感じ、フリーランスへの転向を決意しました。副業で受けていた案件がきっかけで独立し、現在のキャリアを築いています。
長島さん - 家庭の事情や給与改善のためにフリーランスを選択しました。正社員としての転職も考えましたが、フリーランスとしてのオファーがあったため、そのまま独立する形となりました。結果として、収入も上がり、満足しています。

案件の探し方

岡さん - LinkedInなどのビジネスSNSや人脈を広げるサービスを活用し、案件を探しています。多くのエージェントやウェブサービスに登録し、声をかけてもらえる可能性を高める活動を行っています。実際に、LinkedInを通じて直接案件のオファーを受けたり、登録したエージェントから声をかけられることで案件を獲得しています。
長島さん - エージェントを通じて案件を探しています。5社ほどのエージェントと話をし、案件のマッチ度エージェントの営業担当の信頼性を重視して選定しています。

単価の設定

岡さん - はじめてフリーランスになる時は経験もなく不安でした。しかし、自分の自信に関係なく市場としては価値が高い場合がある、という事は分かっていたので、自分が請けるのと同じような案件やスキルの単価を調べて、その単価を参考に設定しました。
長島さん - 最初に希望する単価をエージェントに伝え、その範囲内で案件を探してもらっています。実際に単価を上げる交渉も行い、希望する条件で案件を獲得しています。

複数案件の掛け持ち

岡さん - 現在3つの案件を掛け持ちしており、それぞれの案件で得た知識やスキルを他の案件に活かすことができると感じています。リスクヘッジの観点からも、複数案件を持つことは有効だと考えています。
長島さん - インフラ関係の案件が多いため、複数案件を掛け持ちすることは難しいと感じています。エージェントを通じて一つの案件に集中して取り組むスタイルを取っています。

案件の参画期間と終了タイミング

岡さん - 基本的に長期の案件が多く、プロジェクトの進行状況や企業の事情に応じて案件を終了しています。スタートアップ企業との関わりが多いため、プロジェクトの立ち上げから関わることが多いです。
長島さん - プロジェクトが落ち着いたタイミングで次の案件に移ることが多いです。現在の案件は1年ほど続いており、次のステップに進むタイミングを見計らっています。

フリーランスエンジニアに向いている人、向いていない人

岡さん - 専門性がある人はフリーランスに向いていますが、自信がない人は安易に引き受けると問題が生じる可能性があります。自分のスキルを客観的に評価し、副業などで試してみるのも有効です。
長島さん - 自主的に業務をこなせる人がフリーランスに向いています。また、エージェントに相談し、自分のスキルを棚卸しして市場価値を確認して適性を確認しています。

今後のキャリアパス

岡さん - 将来的に起業を考えており、現在のフリーランスとしての経験を活かして新しいビジネスを立ち上げることを目指しています。
長島さん - フリーランスとしてのキャリアを続ける中で、新しいスキルを獲得し、より高いレベルの案件に挑戦することを目指しています。また、将来的には自分自身のサービスを立ち上げることも視野に入れています。

背景や考え方は人それぞれ

現役フリーランスエンジニアのお二人からリアルな体験談が聞けました。それぞれ異なるスキルや背景、考え方を持っているのが印象的でした。きっとこれからフリーランスになる皆さまも、様々なスキルや背景などがあると思いますが、それでもフリーランスとして活躍できる事実を知っていただき、これが何かのお役に立てれば幸いです。
プロパゲート株式会社は、今後もフリーランスエンジニアを目指すかたや、フリーランスになって間もないかたに向けて、役立つ情報を提供するイベントを開催していきます。興味のある方は、ぜひ次回のイベントにもご参加ください。

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