自力営業からエージェント活用へ:ベテランフリーランスが語る、プロパゲートで変わった仕事の質 〜 “タレント”インタビュー

本記事では、プロパゲートでAWSエンジニアとして活躍する“タレント”佐藤さん(仮名)に、プロパゲートでの案件紹介や支援について、具体的なお話を伺いました。アプリケーションエンジニアからキャリアをスタートさせ、近年はインフラ領域まで幅広く手掛ける佐藤さんは、プロパゲートでの仕事にどのような感想をお持ちなのでしょうか。
ゲームプログラマから独立、「お客様から求められることを何でもやる」スタンス
── 独立前のご経歴と、それまでのAWS経験について教えてください。
大学卒業後は大手ゲーム会社にプログラマーとして新卒入社して、アーケードゲームやPS2、PS3などのゲームをつくっていましたが、10年程勤務した後に独立しました。当時、ソーシャルゲームが流行り始めた時期だったので、法人をつくって2〜3本タイトルを制作したりもしました。ただその頃に、自分としては受託のお仕事をさせて頂く方が肌に合っていると感じて、フリーランスとして仕事を続けることを選びました。

やっていることはその時々で様々で、お客様から求められることをやる、というスタンスですね。技術の選定については、様々な事情で先に決まっていることが多いので、依頼があればやったことが無くても出来そうかどうか判断して、相談の上でお請けることも多いです。ゲームのプログラミングからPHPのプログラミング、システム設計もやりましたし、スマホのアプリバブルがあった時はiPhone、Androidのアプリを制作していました。最近はインフラ関連の需要が多いですね。AWSについても、プロパゲートとのお取引前も仕事で利用してきました。
── 独立後、どのようなきっかけでお仕事を得てこられましたか。
元々関係性があって仕事の相談をされる場合もあれば、仕事をした方から紹介される場合もあります。今は、知り合いの会社さんから「こういう出来ないことがあるので手伝ってくれ」というスタートが多いです。
フリーランスになったばかりの頃は、苦手な営業を頑張っていました。ただ営業そのものが苦手なことがだんだん分かってきて、今はあまり積極的にそういうことはしていません。ただ、初期の営業活動で運よく繋がりができたところから、仕事を頼まれることが後々あったりもしましたので、あの頃の頑張りも無駄ではなかったと思います。
初のエージェント活用、クラスメソッドグループ「プロパゲート」への信頼感
── 「エージェント」の活用はプロパゲートが初めてと伺いました。
数年前までは、知り合いの会社の営業さんが自社で捌ききれない案件を回してくださっていて、定期的にお仕事が入ってきていました。ところがその営業さんが会社を辞めてしまって、自分のお仕事が激減してしまった。営業があまり得意ではない中で今後どうするか考えた時に、知り合い以外のところで仕事を回して貰える可能性に興味を持って探していたんです。そんな時期に、技術情報を検索してDevelopersIOからプロパゲートを見つけました。
── プロパゲートの「タレント」に登録してみようと思ったきっかけを教えてください。
AWSをやっているエンジニアであれば、DevelopersIOは必ず見るサイトだと思います。ですから、そもそもクラスメソッドという会社は知っていましたし、ずっとお世話になっていますから(笑)もともとの印象が良かった。登録しない理由がないくらいの感じで、ご連絡させていただいた記憶があります。
プロパゲート案件を通して、別案件でも生かせる体験を沢山得られる
── プロパゲートでのお仕事とご自身で請けたお仕事で、違うところはありますか。
プロパゲートさんからいただいたお仕事はまだ2案件ですが、明確に違うことがあります。それはお客様の技術リテラシーがとても高いということです。小さい会社さんですと、技術に詳しくないから外に相談するということが多い。すると、こちらから技術面の説明をしてもなかなか伝わりづらかったりしますが、プロパゲートのお客様はそういうことが一切無いですね。
また“外注”という立場ですが、お客様のチームメンバーと直接やりとりができるので、スムーズに話が進みます。私が今いるのは10名弱くらいのチームで、効率よくお互い協力しながら動いていて、コミュニケーションが多く、各担当者それぞれ仕事が出来る人ばかりなので、教わることがとても多いです。
1人で仕事をやっていると実際に出来ることは少なくて、あまり負荷が重いものはお請け出来ないことも多いです。技術的に無理ということはあまりないのですが、周囲に相談できる人がいないので、自分から必要なことを勉強して対応しています。また、元案件を発注している企業から2-3社挟んで契約している場合が多いので、コミュニケーションや調整が長引いてしまって、課題解決が遅くなることに申し訳なさを感じることもあります。クライアントからはちゃんとお金をいただいていますし、案件としては問題無いのですが、自分としては問題解決のお手伝いがしたくて仕事をしているところがあるので、スッキリしないところもあるんです。
今、プロパゲートさんからいただいているお仕事では、技術的にも初めてのことをさせていただいていますし、セキュリティレベル、OSアップデートをどうするか、テストや検証、どんな管理ツールを使うかといった、別の案件でも生かせると思うことを沢山学ばせていただいています。
フリーランスを続けていくために、高くアンテナを張り続ける
── プロパゲートでのお仕事を経験して、エージェント活用についてどう感じましたか。
フリーランスというのは何の保証もない立場ですから、毎年年収が結構違うところはあります。私自身、収入のことをあまり気にしない方であるとはいえ、今は長期のお仕事をいただいていて、とても有り難いです。収入が安定したことで、気が楽になりました。営業が苦手とか、仕事を走り回って取ってくるというタイプでない人にとっては、とても有り難いサービスだと感じます。

── 最後に、独立を考えているエンジニアの方々に向けて1歩を踏み出すためのメッセージを頂けますか。
「やりたいことがある」といって独立する人もいれば、「これがやりたくない」で独立する人もいます。実は自分は後者で、電車に乗るのがとにかくイヤだった。東京に住んでいますが、ここ5年以上、電車に乗らずに、車や自転車で生活しています。そういう自分の生活上の希望を叶えるために、仕事を含めてなんでもやるという感じで働いています。
ただ、アンテナをなるべく高く張って、エンジニアの間で話題になっているものは常時知っておくことは必要ですね。仕事に興味があるから、それを自然にやっているから、やっていけているということはあると思います。楽観的な所もありつつ、ひたすら自分に出来ることする。そういう考え方の人には、フリーランスは向いていると思います。
最後に
プロパゲートは、エンジニアの皆様へ事業会社の案件をご紹介する、マッチングサービスです。
フリーランスで働いている方、または検討している方、正社員として働いているが、副業を検討している方、いろいろな現場をかけもちで携わりたい方、プロパゲートにエンジニア登録してみませんか?