工業高校からインフラエンジニア、人材業界へ ー 両方の経験を活かしてクラスメソッドで働く魅力とは
現在、クラスメソッドから出向し、プロパゲートで営業担当として活躍する小笠原さん。今回は、エンジニアとしての経験も持つ小笠原さんが、なぜ人材業界への道を歩み始めたのか、プロパゲートのやりがいなどをインタビューしました。
小笠原 裕さん
工業高校を卒業後、インフラエンジニアを10年経験。その後キャリアチェンジを経て、人材系企業で正社員の転職支援を経験。現在はクラスメソッドのグループ会社であるプロパゲートに出向し、フリーランスと案件との多くの出会いを創出している。
工業高校からSIer、でも「これじゃない」感だらけ
— これまでのご経歴を教えてください。
工業高校を卒業し、新卒でエンジニアとしてSIerに入社しました。工業系の高校って、授業でネジ作ったり、溶接したりと、本当に現場ですぐに使えるスキルが身につく授業が多いんです。しかし、私はとても手先が不器用で…。全然授業が楽しくなかったんです。他にも、図面を引く作業も苦手でした。
同級生たちは、自動車メーカーや工業系の会社を選択する人が多い中、自分には向いてないと感じましたね。そんな時、たまたまIT系の求人を見つけて、何するかもよく分からないまま応募し、トントン拍子で内定をいただき、エンジニアとしてのキャリアがスタートしました。「ネジ作るよりマシかも」程度の気持ちでした。
— エンジニアと言っても領域はさまざまですが、最初の配属は？
それが、想像していた仕事とは全然違って。アプリ開発でもインフラ運用でもない「オペレーター」という職種からスタートしました。
あまり聞き馴染みがないと思いますが、鉄鋼会社の24時間365日止まらないシステムを監視しつつ、巨大なプリンターから出てくる記録用紙を適切な棚に振り分けるという、言ってしまえば肉体労働です。
配属当初は「これもITの仕事なんだ」と思っていましたが、同期はみんな、アプリ開発やインフラ運用の仕事をしていました（笑）自分だけが違うことに気づき始め、いわゆる「配属ガチャ」だったことに気づいてしまったんです。
— その状況からどのように脱したのでしょうか？
さすがにこのままじゃいけないと感じ、まずは資格を取りました。具体的なスキルとか知識がないと、上司も異動させにくいだろうと考えたからです。
まずは、ITIL® (Information Technology Infrastructure Library)という、ITサービスマネジメントに関する資格を取ったのですが、勉強すればするほど、自分の業務の立ち位置がよく分かってしまう残酷な状況でした（笑）
そんな修行期間を1年半ほど経て、インフラエンジニアの部門に異動が決まりました。
エンジニアから人材業界へ。そして憧れだったクラスメソッドへ
— インフラエンジニアとしての経験はどのくらい積まれたのでしょうか？
トータルで10年くらいです。サブリーダーや運用マネジメントも経験しました。
ちょうどその頃、キャリアに迷いがありエージェントに転職相談したら「エージェント会社で働いてみるのはいかがですか？」と、相談先とは別の転職エージェントの会社を紹介されたことがきっかけで、人材業界に出会います。
— スキルをつけてせっかくインフラエンジニアになったのに、職種を変更することはもったいない気もします。
営業未経験ということもあり、不安はとても強かったです。でも、30歳を目前にして、このままエンジニアを続けた将来が、あまりイメージできなくなっていたのも本音でした。だから、これまでの経験も活かして新しいことができる、この業界に飛び込みました。
— そこからクラスメソッドに入社するまでは？
そのエージェント会社で、3年ほど営業を経験して、2023年にクラスメソッドに入社しました。元々、エンジニアをしていた頃から、クラスメソッドはブログ「DeveloperIO」を通じて知っていて憧れの存在でした。また、求職者に紹介する機会も多かったんですよ。ただ、エージェント目線で見たら、クラスメソッドはなかなか内定を出してくれない選考が厳しい会社でした。
そんなクラスメソッドが、人材業に進出していることを知って、これはチャンスだなと感じ応募しました。
— 入社してみて、当初持っていた印象から変わりましたか？
やっぱりすごい会社であることには変わりありません。入社してからもレベルが高い環境・同僚の中で働けていると感じます。また、エンジニアの経験と人材営業の経験の両方を活かせる環境は、なかなか他にないと感じています。
クラスメソッドの技術力を活かした人材ビジネスの魅力と未来
— 現在の業務について教えてください。
今は、エンジニア専門のフリーランスエージェントとしての活動がメインです。
- 求職者との面談
- 企業への提案
- 契約交渉
等、企業・求職者の両面にむけた営業活動全般を行っています。まだ営業は2名体制と少人数ですが、チーム全体で議論しながら業務改善に取り組める環境がとても刺激的です。
ただ求人を紹介するだけではなく、クラスメソッド全体が持つ技術力やサービスの価値を最大限活かした人材サービスにするために、セミナー企画や業務改善、新規事業の準備等、日々できることをなんでもやっています。
— 人材業界で働くのは2社目ですね。クラスメソッドの人材ビジネスのチームで働いてみて、他のエージェント会社とはどのような違いを感じていますか？
従来の人材紹介業は、電話をかける等のアウトバウンド営業が中心ですが、私たちはすでに既存事業を通じて積み重ねてきた信頼があります。なので、ゼロから営業することはほとんどなく、既存事業のチームと連携してお客様に提案するスタイルで事業を拡大しています。
また、求職者との面談もプロパゲートの強みだと感じます。技術に詳しく、エンジニアとしての経験も豊富に積んだメンバーがチームにいて、面談にも同席し、専門的な技術トークができるのは大きな違いです。面談に参加される方も、ここまでの専門的なトークができると思って参加されていないこともあるので、大変だと思います（笑）しかし、その結果、求職者の方からも面だの満足度も高く、サービスの肝になっていると思います。
— まだ少数チームですが、これからどんな風に拡大していきたいですか？
今後、さらに事業拡大を進め、多くのエンジニアやフリーランスの方と関われる組織にしていく必要があります。まずは、クラスメソッド社内でも一目置かれる存在となり、既存事業における各プロジェクトにおいて、プロパゲートのサービスも提案の一手として認識してもらえるよう頑張らなければいけないですね。
— 今後、新たにプロパゲートチームに参画してくれる人にはどんなことを期待しますか？
一緒に事業を成長させる上で大切なのは、自分で考え、自ら行動できることだと思います。特に、営業だけでなく契約交渉、業務改善、さらには新規事業など、取り組めるトピックは無限にあります。
このフェーズにおいては、何か一つに特化するよりも『総合格闘家』のような人材を志向する方の方が、環境を楽しめると思います。ご自身のキャリアを高めつつも、会社全体の成長に寄与できることをやりがいだと思っていただけると嬉しいですね。
— これからも一丸となって事業拡大を目指しましょう、ありがとうございました！
編集後記
クラスメソッドの人材ビジネスは、エンジニアとしての経験があるメンバーがいるからこそ成り立っているものなのだと、改めて実感しました。これからのプロパゲートの挑戦にご興味を持ってくださった方は、ぜひカジュアル面談にお申し込みください！