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[フリーランストーク] オンラインイベントとコンテンツの舞台裏を公開!

フリーランストークとは

IT業界でフリーランスとして働くかたの助けになるような情報を提供するための、イベントを中心にした活動です。イベントのみならず、記事や動画も発信していて、最大で一つのイベントから+3つのコンテンツを制作していました。
  1. インタビュー記事
  1. オンラインイベント
  1. イベントのレポート
  1. 動画(のちに追加)
フリーランストークの実際のバナー
そんなフリーランストークも1年12回続けてきましたので、どう運営してきたかについてご紹介します。ちなみに自分の経験としてイベント運営の手伝いはやってきましたが、自分が中心でやるのは初めての経験でした。

準備編

企画

まずは企画です。
ビジネス的な目的、想定する視聴者とその人が持っているであろう課題などを出しました。一旦これを仮説としました。その後のフリーランスのかたへのインタビューやイベントのアンケートなどから更新をしていきました。
特に前半は現役フリーランスのかたへのインタビューを中心に構成していたため、誰にどんな話しをしてもらうのかを中心に頭を使いました。また、外部のライターさんを起用していました。ライターさんには書くだけではなく、企画やインタビュー内容の相談やインタビュー自体も当初お願いしました。そこでライターさんの持つ知識も含めて内容が磨き上げられて良かったです。
内容に関しては最初は例えば”案件獲得方法”など、テーマ x 人で考えていましたが、文脈を知らないとその人がなぜこの案件獲得方法を取ってるかなど分かりづらいのもあり、よりフリーランス個人に焦点を当ててキャリア全般のお話しをしてもらうように変化していきました。

関係者との調整

フリーランス - 知り合いや関係者からの紹介、プロパゲートに登録しているかたなどの繋がりから連絡し、企画の意図とやることを説明し、ご協力いただけないかと打診しました。OKであれば、インタビューやイベントの詳細な日程を詰めていきました。
ライター - インタビューと記事を両方やってもらうのか、又はインタビューはこちらで行って記事だけ書いてもらうのか、など範囲を決めました。日程に関しては、まずは初稿が欲しい日付をベースにお互いの予定を見ながら調整していきました。ライターさんや都合にも寄りますが、インタビューから2-3週程度は見ておくと良さそうです。

質問内容の準備

記事もイベントもインタビューがメインのため、質問内容を準備します。
どの人にも共通して行う質問、例えば”案件はどうやって獲得していますか?”などと、その人特有の質問”◯◯県に移住したようですが、首都圏に居た時と案件の数は変わりましたか?”などがありました。また、質問を考えるにあたって社内で使ってる生成AI(AI-Starter)を利用しましたが、すごく役立ちました。
その上で登壇するフリーランスのかたには事前に想定している質問項目の共有を行いました。ライブ感を出すならあえて質問項目を事前共有しないという手もあるかもしれませんが、お互いの心の準備として共有しておいた方が良い場合が多いと感じています。

イベントの集客

1ヶ月前に集客を行います。と、言いたいところですが、なかなか1ヶ月前から登壇者の調整を決めるのができなかったりして2週間前になったりもしました。DevelopersIOとConnpassにコンテンツを置いてSNSで拡散しました。時期的に年末の忘年会シーズンの開催は集客が難しかったので、外しても良かったかなと思いました。

実行編

インタビュー

インタビューは対面やリモートで行いました。3000〜4000文字のインタビュー記事を作るのに、時間にして40分〜1時間を目処に行いました。
インタビュー内容は録音して、その内容をライターさんに届ける事になっていたので、録音を忘れないように。特に撮れてない場合を想定して、ビデオ会議ツールと手元のモバイルデバイスの2つのデバイスで録音を行いました。
そうしてインタビューに入ります。質問は事前に考えていたものを基本に話の中で出てきた話題を深ぼりました。例えば、”2案件掛け持ちですることが多いです。” という情報を聞いた場合に “どんな理由で掛け持ちされてるのですか?” など、5W1Hを聞いていくと、より背景が見えてきて、読者として納得感があるものになります。また質問は聞く順番と優先順位を決めていました。例えば”フリーランスになったきっかけ”は、この人の背景を知るために最初に聞く、かつ優先順位が高いですし、”ワークライフバランスの取り方について”は、質問の順番としては後半として、仕事以外の話しが多ければ聞こう、などです。限られた時間と記事の情報量の中でどれを大事にするか、はどんな仕事にも通じるところがあります。
 

記事内の写真

インタビューに来社できるかたは可能であれば記事中で使う写真を撮らせて頂くこともしました。写真は社内で近い仕事をしていたかたが引き受けてくれました。その際に、記事の表紙なのか文中なのかどこで使うのかどういった雰囲気、ポーズで撮りたいのか、どこで撮るのかなどを相談しました。依頼するにあたって企画のコンセプトや完成イメージを持って伝える事で、お互い仕事しやすくなると感じました。

イベント開催

オンライン開催で、ゲスト、オペレーター(配信の設定や操作をしてくれる)、自分の3名で開催しました。
19時スタートで30分前に集合としました。その30分間では、軽く雑談しつつ、どのタイミングで入ってくるか、いつ音声や画像をOnにするのかなどの段取りを行いました。
最初に数分程度、イベントの説明をして本編に入ります。当初は最初に準備した質問に回答してもらい、最後に参加者からの質問に回答してもらうスタイルを取っていましたが、参加者の満足度を高めるために、できるだけ多くの参加者からの質問に回答できるように、徐々に最初の方から参加者の質問を挟んでいくスタイルに変化していきました。なので、イベントでは予め準備した質問 + 参加者からの質問 + 回答に対して深堀りした質問 を組み合わせて進行する形になりました。
そして最後はこのイベントを良くするためのアンケートを取って終わりとしました。
終了後、メインの配信とは別のビデオ会議でゲストに感想と感謝を述べて、参加した同僚がいればフィードバックをもらって解散としました。

イベントレポート

イベントは文字化されていないので、録画データからイベントレポートを書き起こしてDevelopersIOでブログ公開しました。リアルタイムで参加できなかった人が、仕事中でも文字データとして見れて、ある程度内容を知って役立てる、又は次は参加してみようと思ってもらえるといいな、という思いでした。

動画

後期にはYouTube動画としても録画したイベント内容を編集してクラスメソッドのチャネルでリストを作って配信しました。結果的にメディアの中では見られた数として動画が一番多かったようでした。YouTubeの動画をお勧めするロジックが優秀なのか‥もしれません。

実行後編

イベント後のフィードバックやアンケートを次に活かせるかを精査して入れ込みました。また参加者数や評価、各メディアのビュー数などの指標の推移を確認して、参加者や視聴者がどんな期待を持ってるのかを知り、次のコンテンツのヒントにしました。

関係者と共に

これら一人でやっている訳ではなく、多くの関係者と活動することで成り立っています。例えば..
  • インタビュー記事を書く - 外部のライター
  • コンテンツやゲストを決める - プロパゲートのチーム / 外部のライター
  • 各メディアに募集ページを公開する - プロパゲートのチーム / 採用チーム
  • イベントバナーやYouTubeのサムネイルを作成する - デザインチーム
  • 写真を撮る - 有志のカメラマン
  • 募集ページをSNSで告知する - 広報チーム
  • 動画を編集する - 動画編集してるチーム
  • イベントを開催する - マーケティングチーム
などなどです。
関係者と良い関係を築くのは双方にとっても良い経験ですし、仕事をうまく回すためにも欠かせない要素だと思います。

まとめ

こんな感じで、フリーランストークは回っています。
段々と運営も内容も洗練されていきましたが、うまくいかない回があったりもしました。また当初の内容やメディアとは変化してきてる部分もありますが、実行しないと分からないことも多かった気がします。なので、イベント運営される方はまずは計画して仮説は立つつも運営しながら必要に応じて変えていくのが良いかと思います。
また関わったライターさんや関係者に、考え方や進め方など、多くのノウハウを学びました。その道のプロや経験者の声を聞くのも学びが大きいなと感じました。
以上イベントやコンテンツ運営の助けになれば幸いです。

最後に

プロパゲートは、エンジニアの皆様へ事業会社やクラスメソッドの案件をご紹介する、マッチングサービスです。
フリーランスで働いている方、または検討している方、いろいろな現場をかけもちで携わりたい方、プロパゲートエンジニア登録してみませんか?
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