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「コミュニティ」と「コミュニティ活動における様々なイベントごと」について

しんやです。
 
現在プロパゲートでクラスメソッド及びクラスメソッドグループにおける各種コミュニティ活動を支援、サポートしていくロールに就いています。
 
さて、一口に「コミュニティ」といっても、そもそもこの「コミュニティ」ってどういう意味で使われている、定義されているんだろう?というのがあると思います。言葉そのものの意味や定義で言えば割とざっくり、ふわっとしたものになるかなと思います。
 
定義や使われ方には個人差や諸説あると思いますが、当エントリではIT業界・界隈における「イベント」ごと周りの要素について、言葉の意味や使われ方を整理してみたいと思います。
 

コミュニティとは何か

IT業界における「コミュニティ」は、概ね以下のような説明・定義が出来ると思います。
 
  • 共通の興味や目的を持つ人々が集まり、知識や経験を共有する場である
  • 活動形態はオンライン、オフライン様々。
  • メンバー間のネットワークを強化し、情報交換やサポートを提供。
  • 下記に挙げる様々な「イベントごと」を運営する基盤として存在し、継続的な交流と関与のプラットフォームを提供。長期的な関係構築を目指す場と言える。
 
また、コミュニティの大きな特徴としては「自主的な参加と協力が求められる」という点が挙げられます。
コミュニティ参加の経緯は人や状況に拠って様々ですが、いずれの場合でも最終的には「ユーザー自身の意思に拠って参加を決める」形となります。 仕事の一貫であれば「強制参加」的な義務が発生することになりますが、あくまでもコミュニティは業務とは切り離して考えられることが多いです。
 

コミュニティ活動として行われる主な「イベントごと」の種類

続いて、コミュニティという活動母体で催されるであろう「イベントごと」について見ていきましょう。
 
ざっと思いつくだけでもこのようなラインナップが思い浮かびます。(※もしかしたらこの他にも「こういうイベント形態があるよ」というのがあるかもしれません)
 

勉強会

一番馴染みがあるのがこの「勉強会」でしょうか。
「勉強会」は、特定の技術やスキルを学ぶためのイベントで、参加者がその分野の知識を深めることを目的としています。
コミュニティはその特性から長期的なスパンで参加者の関係構築を目指す側面がありますが、一方勉強会は短期間で集中的に学ぶという側面が強いです。(勉強会という形で長期的に継続されているものもあったりしますが)
「コミュニティ」との関係性としては、コミュニティの活動の一環として勉強会が開催され、その勉強会でメンバーが学び成長する機会が生まれる、という形となります。
 

ミートアップ

勉強会と同様、この「ミートアップ(Meetup)」というワードも使われる機会が多いです。
「ミートアップ」は、特定のテーマや興味を持つ人々が非公式に集まるイベントです。(じゃあ公式に集まるのは何?となりますが位置付けとしては後述する「セミナー」や「カンファレンス」が妥当でしょうか)
ネットワーキングや情報交換が主な目的で、カジュアルな雰囲気で行われます。
コミュニティがミートアップを開催することで、アイデアを共有する場が提供され、メンバー間の交流を促進することが出来ます。
 

セミナー

「セミナー」は専門家が特定のテーマについて講義を行うイベントで、参加者はそのテーマに関する知識を得ることができるものです。
イベントごとの場合、「登壇者」と「参加者(視聴者)」がそれぞれ居るわけですが、このセミナーに関しては登壇者から参加者への一方向の情報提供が多く、効率的な知識の伝達が行われます。
コミュニティがセミナーを開催することで、参加者に対して教育的なコンテンツを提供することができ、一方参加者はセミナーで発信された情報によって該当分野の知識基盤を強化することができます。
セミナーに関してはその内容特性上、どちらかというと公式、オフィシャル、または少し「固め」の印象がある気がします。ただそんなに明確に異なるものという感じでは無いですね。
 

フォーラム/ラウンドテーブル

「フォーラム」や「ラウンドテーブル」といったワードも頻度は少ないですが利用されるケースが有るかと思います。
これらは、特定のテーマについて参加者が議論や意見交換を行う場です。
参加者同士が活発に意見を交わし、新しいアイデアや解決策を模索することが出来ます。
一方通行では無く双方向で、特定の情報共有・発信では無く「議論」を行いたい場合はこの形を取ったイベントにすることで目的が果たせるかと思います。
 

ワークショップ

「ワークショップ」とは、参加者が主体的に関与しながら特定のスキルや知識を学ぶための集まりです。
「グループでのディスカッション」や「共同作業」を通じて、参加者は実践的な学びを得る事ができます。
ワークショップと呼ばれる形式の場合、登壇者から参加者への「講義」パートだけでなく、参加者も交えた「体験型の活動」が含まれることが多いです。
 

ハンズオン

「ハンズオン」とは、実際に手を動かしながら学ぶ体験学習形式です。
参加者が実際に作業を行うことで、理論だけでなく体験を通じて理解を深めることができ、参加者はより実践的なスキルを身につけることを目的としています。
ハンズオンイベントでは参加者の他にハンズオン内容と進行を取り仕切る講師、及びハンズオン内容の進行をサポートするスタッフが数名スタンバイしているというのが標準的な形です。
 

カンファレンス

「カンファレンス」は比較的大規模なイベントで、業界の専門家や参加者が集まり、プレゼンテーションやディスカッションを行うものとなります。
特定の場所を貸し切って行うことが多く、参加者はそのカンファレンスに参加することで業界や分野の最新動向や技術を知ることができます。
また、オフラインで行われることが多く、参加者同士でのネットワーキングの機会も生まれます。
 

まとめ

という訳で、IT業界における「コミュニティ」と「コミュニティで行われる様々なイベントごと」の概要紹介をしてみました。
 
コミュニティの存在やそこで行われる各種活動は、関わった人、参加した人の見識を深め、交流の幅を広げ、新しい展開や可能性を広げるものとなります。
 
是非とも積極的に活用していきたいものですね。