#23 フロントエンドエンジニア×カフェオーナー 二刀流で見つけた「暮らしをつなぐ」働き方

フリーランスのフロントエンドエンジニアとして活動しながら、東京・上野毛でカフェ「トラハリ」を経営する中野さん。会社員とフリーランスを行き来してきたキャリア、信頼関係を軸にした案件獲得の考え方、そして「仕事は与えられるものではなく作るもの」という独立後の感覚まで聞きました。後半では、カフェ経営から見えてきた“ライフスタイルブランド”構想や、AI時代に人間に求められる「決める・責任を持つ」力についても語っていただいています。

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ゲストプロフィール

  • 名前:中野さん(フリーランス フロントエンドエンジニア)
  • Webデザイナーからキャリアをスタートし、フロントエンドエンジニアへ転向。会社員とフリーランス(2年間)を行き来したのち独立し、現在は業務委託でフロントエンド開発を手がける
  • 2年前に法人化(株式会社カジア)し、東京都世田谷区上野毛でカフェ「トラハリ」を経営
  • テクノロジーとクリエイティブで暮らしをつなぐ「ライフスタイルブランド」づくりに取り組んでいる

ダイジェスト

  • ハイライト
    • 独立すると基本的に「真っさらな状態」。仕事も役割も関係値も、一つひとつのアクションで自分から作っていく——中野さんの働き方の核心が語られるオープニング。
  • 自己紹介・カフェ「トラハリ」紹介
    • 東京都世田谷区上野毛の駅前で去年開業したカフェ「トラハリ」のオーナーを務めながら、フロントエンドを中心にエンジニアとしてのキャリアを歩んできた中野さん。
  • 現在のキャリア(フロントエンドエンジニア)
    • カフェと並行して、業務委託でフロントエンド開発と受託制作をメインに活動。独立前は会社に勤めて企業案件を担当していた。
  • Webデザイナーからフロントエンドエンジニアへ
    • 大学は法学部で、学生時代に友人と小さなプロダクトを開発するも資金繰りやビジネスモデルの壁に直面。開発スキルの必要性を痛感してWebデザインからキャリアをスタートし、フロントエンド開発へ転向した。
  • キャリアの選び方(「今何が足りないか」で判断)
    • 「自分に今何が足りないか」「やりたい方向に何が必要か」を基準に、会社員とフリーランス(2年間)を行き来。形式にこだわらず、その時々で最適な働き方を選択してきた。
  • 案件の獲得方法(紹介・信頼関係・ポートフォリオ)
    • スタートは前職の知り合いや地域活動からの紹介。「突然知らない人にはお願いできない」からこそ信頼関係を重視し、ポートフォリオやGitの情報整理など「自分が選ぶ側ならどう見るか」の視点で発信を整えている。
  • 案件は選ばない、「作る」という思考
    • 案件はあまり選ばず、依頼の中で自分ができること・やりたいことを対話しながら作っていく。信頼関係ができていれば、案件が途切れてもまた声がかかると考える。
  • 独立後の「真っさらな状態」から仕事を作る感覚
    • 組織では立場や求められる役割があるが、独立後は真っさら。仕事を作る、役割を作る、次につながる関係値とコミュニケーションを作る——すべてが自分から起こす「作るアクション」。
  • 同時に受ける案件は最大2件まで
    • 品質が下がると次につながらないため、同時に受けるのは最大2件。カレンダーで時間を区切って案件ごとに集中し、裁量と自由度の高い案件を中心に選んでいる。
  • 法人化した理由(社会的信用・ブランド化)
    • 法人でないと契約できない案件があるという社会的信用の面に加え、カフェ・受託制作・自社開発を一貫した看板で育てたいという思いから2年前に法人化。株式会社カジアがカフェ「トラハリ」を経営する。
  • 目指す「ライフスタイルブランド」構想
    • テクノロジーとクリエイティブで「暮らしをつなぐ」ライフスタイルブランドが目標。不特定多数よりも目の前の人の幸せを作りたいという思いから、センサーを使って店舗環境を可視化・改善するプロトタイプ構想も進行中。
  • カフェ「トラハリ」を始めたきっかけ
    • 事務所が手狭になったタイミングで、カフェをやりたかった奥様の思いと良い物件との出会いが重なりスタート。壮大なビジョンありきではなく「その時やりたいことをつないできた」結果だと語る。
  • 多摩美大生とのイベント・コーヒーレイブ構想
    • 多摩美術大学が近いエリア特性を活かし、学生のVJ・DJによる映像×音楽の実験的イベントを開催。朝や日中にコーヒーを飲みながら音楽を楽しむ「コーヒーレイブ」の構想も温めている。
  • 子育てとカフェ経営・エンジニア業務の両立
    • スタッフ雇用による組織化と自動化で店舗運営の時間を圧縮し、受託制作は徹底した時間管理で対応。子どものお迎え後に夜2時間作業するなど、ハードながらもバランスを取っている。
  • フリーランス・複業志向者へのメッセージ
    • 「動けるうちに動いたほうがいい」。まず1割の時間を捻出して次のステップへの余力を作ること、数ヶ月〜1年分の資金を確保すること、そして今の環境で築いた関係値を大切にすることがポイント。
  • 番外編:カフェでの出会いが磨く対人能力
    • カフェにはランダムにエンドユーザーが目の前にやって来る。開発の仕事にはない刺激の中で、人をもてなす気持ちや向き合い方が磨かれ、それがAI時代に必要な能力かもしれないと感じている。
  • AIへの相談(保険の見直し・家計簿アプリ自作)
    • 利害関係のない中立な相談相手としてAIに保険の見直しを相談。家庭内の経費精算のために、自分たちに最適化した家計簿アプリも自作した。
  • AI時代に人に求められる「決める」「責任を持つ」力
    • 専門家的な整理はAIが担える時代に、人間に残るのは相手から引き出し、評価し、決めて、責任を持つこと。「全部が自分ごと」という事業を始めて得た実感と重なると語る。

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