【CM キャリア 転職事例】40代後半・AWS実務未経験からのキャリア転換。経営経験とAWS全冠獲得の努力を武器に変えた転職伴走事例

CM キャリアは、クラスメソッドグループが展開する転職支援サービスです。今回は異色のキャリアを歩んできた藤村聡さんの転職事例をご紹介します。「求職者の経歴を、点ではなく線で捉え、強みを見つけ出す」を体現した転職事例にはどのようなストーリーがあったのでしょうか。藤村さんと共に、今回の転職に伴走したCM キャリア 事業責任者の小笠原に話を伺います。
飲食店経営、そして40代からのIT専門職への挑戦
― まず、藤村さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
藤村: キャリアのスタートは大学浪人中の19歳の時です。父が脱サラして始めた飲食店の手伝いが私のファーストキャリアでした。その後も飲食店経営の傍らで、世界的に有名なビールのイベントを運営するための会社を自ら立ち上げることになり、法人の代表として11年経営しました。一時は売上も伸びましたが、クラフトビールのブームなどもあり競合イベントは急増し、最終的には会社を畳み、破産を経験することになりました。破産手続きはクラスメソッドの本社の近くで行ったので、今でも良く思い出します。
その後は、40代にして初めて企業で働くという経験もします。家具・雑貨を扱うお店での7年間のアルバイトを経て、47歳の時に馴染みの飲食業界に一度正社員として就職しました。しかし、「定年まで楽しく働けるか」を考えた際、早々にイメージが湧かなくなったんです。そこで、店長のポストに就く前に、長年興味のあったIT業界への挑戦を決意しました。
― IT業界未経験から、どのようにスキルを積んでいったのでしょうか。
藤村:まずは、2024年に職業訓練校へ通い、インフラやネットワークの基礎を学びました。その後、派遣として大手通信企業のグループ会社でセキュリティエンジニアとして働き始めることができました。
この時の仕事は、クライアントである自治体にセキュリティインシデントが起きた際、問題を切り分け解決に導くという業務でした。しかし、インシデントがない平常時は非常に時間が空く環境だったんです。夜勤も含め、インシデントがない時は10時間以上、業務時間が空くこともありました。その上、休暇の時間もしっかり取れる会社だったので、その時間をすべて学習に費やす決意をします。その結果、2025年の1年間でAWS認定資格12種類をすべて取得し、いわゆる「全冠」の称号を得ることができました。
副業登録から始まった、CM キャリアとの出会い。予想外の「正社員」提案
― CM キャリア(プロパゲート)との出会いのきっかけは何だったのでしょうか?
藤村: 当初は転職ではなく、余暇の時間を経験に変えたいと考え、業務委託として「副業」の案件を探していました。せっかく取得したAWS資格をもとに週1回でも実務経験を積みたいと考えていたんです。その時、クラスメソッドグループのプロパゲートが展開するフリーランス向け説明会に参加したのが、CM キャリアとの出会いのきっかけです。
― その時、すでにクラスメソッドという会社はご存知だったのですか?
藤村: はい。職業訓練を受けていた際、学習システムに添付されていたAWS WAF(Web Application Firewall)に関する説明リンクを辿ったところ、クラスメソッドの技術ブログ「DevelopersIO」のWAFの説明ブログに出会いました。読んでみると、WAFの記事以外にも技術情報が細かく載っていて、ブログの投稿数も気持ち悪いほど(笑)多く、印象に残っていました。なんて技術力のある会社なんだと思いました。
― そんな藤村さんと出会い、エージェント担当者としてどのような印象を持ちましたか?
小笠原(CM キャリア): 藤村さんのご登録を見て、まず印象に残ったのは「会社経営をされていた」という異色の経歴です。また、そこから未経験でAWS全冠を達成する圧倒的なエネルギーに驚きました。また、 面談でお話ししてみると、藤村さんは非常にお人柄が素敵で、コミュニケーション能力も高い方でした。エンジニア経験は浅く、かつAWSに関しては実務経験がない状態でしたが、この方ならIT業界で活躍できるはずだと確信しました。しかし、副業のような高いスキルが求められ、かつ短時間のコミットとなる環境では、実務経験の有無が大きく影響します。
そこで、立ち上がったばかりの組織で、ちょうど増員を始めていたクラスメソッドのグループ企業「クラスメソッドテクノロジーズ」に、正社員での転職を考えないかと、こちらから提案したんです。

「見送り」を「新たなミッション」に変える介在価値
― 当初は、マルチクラウドエンジニアとして採用選考に進んだそうですね。
藤村: はい。最初はAWSの資格を活かしてマルチクラウドエンジニアとして働くことを希望していました。この職種でチャンスを得るためにも選考対策として、小笠原さんには何度も模擬面接をしていただきました 。しかし、やはり実務経験の不足から、エンジニア職としては採用は一度「見送り」となったんです。正直ショックでしたね。
小笠原:お見送りという結果ではありましたが、面接を担当した役員陣も「藤村さんの経験は面白い、何らかの形で関われないか」という所感をもらっていました。何よりもこんな素晴らしいお人柄の方と、僕自身もクラスメソッドグループで一緒に働いてみたい。そこで、技術の知見も、経営の知見も活かせるポジションとして、当初は募集していなかったバックオフィスのポジションの設置を協議し、改めて藤村さんにポジションを提案しました 。
― 「バックオフィス」には、どのようなミッションが期待されているのでしょうか?
藤村:ミッションは、役員陣が本来の経営業務に集中できるよう、経営関連の業務を巻き取ることです。その他、エンジニアがエンジニアリング業務に専念できる環境を整えることです。
採用選考の頃から、新設ポジションということもあり面接官の皆さんも探り探り、仕事の内容を検討されていることが伝わってきました。業務内容についてアバウトさが残っていたことは、悪い印象だったわけではなく、自分に合うポジションを真剣に考えてくださっていることが伝わってきて、ありがたかったです。
― 直接的にAWSの知見や技術を活用するポジションではありませんが、小笠原さんからの提案を受けた時どう思いましたか?
藤村: 2025年で一番嬉しかったです(笑)。クラスメソッドテクノロジーズは、エンジニアとエンジニア出身の経営陣しかいない10名超の組織です。資格の知識を直接使うエンジニア職ではありませんが、かつてブログで見たあの技術力の高い集団の中に身を置けることは、自分にとってこれ以上ない成長できる環境だと思いました。日々刺激を受けながら、自分次第でいくらでもチャンスが得られることに、大きな喜びを感じています。
CM キャリアが提供する「血の通った」エージェント体験
― ご転職に至るまで、CM キャリアのサポートは全体的にいかがでしたか?
藤村:かつて、飲食業界に転職する際も転職エージェントを利用したことがありました。正直なところ、その時は自分が「成約報酬のための道具」としてエージェント会社から扱われているような、冷めた関係性を感じることがありました。経験が乏しかったため、仕方なかったのですが私が「希望する仕事」ではなく、「就ける仕事」を軸に話が進んでいったからだと思います。
しかし、小笠原さんには3〜4ヶ月にも及ぶ期間、オンラインで何度もカジュアルな対話を重ねていただき、私の経験の弱い部分も含め、すべてを受け止めていただきました。一度も「数字のために誘導されている」と感じることはなく、本音で相談できる伴走者でした。
小笠原:今回はクラスメソッドグループへのご転職だったからこそ、ご希望に沿ったマッチング以上に、藤村さんの一緒に働きたいと思わせてくださるお人柄を、どのように強みに変えてご転職いただくかを考えていました。藤村さんの努力には私も大変刺激を受けています。その結果、私自身もAWS資格を3つ取得したほどです。
入社後の展望:エンジニアの心を知る「組織の柱」へ
― これからクラスメソッドテクノロジーズで、どのようなキャリアを歩まれたいですか?
藤村: 役員や現場のエンジニアを支えるバックオフィスが第一であることは前提で、自分なりに時間を作りながらAWSやプロジェクトマネジメントに関する勉強を続けていきたいと考えています。 早いうちに何らかの技術系の業務にも携わりたいですし、将来的にはプロジェクトマネージャー(PM)や組織の責任者を目指したいです。遅咲きの転職ではありましたが、まだ定年までは10年以上あります。将来、クラスメソッドを定年で退職したとしても、クラスメソッドと繋がって仕事がし続けられるような、息の長いキャリアを築いていきたいと思っています 。
― 40代の方の希望になるようなキャリアでした。藤村さんの今後のご活躍をお祈りしております!

担当アドバイザー:小笠原 裕
工業高校を卒業後、インフラエンジニアを10年経験。その後キャリアチェンジを経て、人材系企業で正社員の転職支援を経験。現在はクラスメソッドのグループ会社の転職支援サービスCMキャリアで、転職希望者と企業との多くの出会いを創出している。
