実体験で振り返るフリーランスエンジニアの動向
はじめに
こんにちは。プロパゲートの小笠原です。
プロパゲートについて
私はプロパゲートで営業として、事業会社とフリーランスエンジニアの方々のベストマッチングを提供するために日々活動しています。
今回は私自身の実体験から昨今のフリーランスエンジニア市場をいちエージェント目線から振り返ってみました。
これまでの業務経歴
まずは簡単に私自身の経歴についてですが、新卒ではエンジニア職を経験し、その後は人材紹介業の営業職へキャリアチェンジしました。
そこでは主にITエンジニアの転職支援(正社員)を行いました。いわゆる転職エージェントです。
転職エージェントを数年経験したのち、現在のプロパゲート株式会社へ入社しました。
ITエンジニア、エージェントとして10年以上、IT業界に携わって来ましたが、時代の変遷とともに求められるITスキル、働き方、エンジニア自身が仕事に対して求めることも変化がありました。
特に大きな変化として感じることはフリーランスエンジニアの増加
私自身がエンジニアだった2010年代でいくと、身の回りにはフリーランスエンジニアはほとんどいなかった記憶があります。ちなみにSIerにいたので、様々なパートナーさんと一緒にプロジェクトに入ることが多かったのですが、仲良くなって所属元を聞いたりしてもほとんどの方が正社員で、たまーにフリーランスの方がいる、程度でした。
人材業界で働き始めたのはコロナ禍のちょっと前くらいでしたが、その頃になるとフリーランスという働き方も認知され始めているな、という感覚でフリーランスエンジニアが市場的に増えていました。
私は主に正社員としての転職を希望するITエンジニアの方の相談に乗ることが多かったのですが、2020年くらいから、「現在は正社員だけどフリーランスになることも検討している」という相談が増えました。
コロナの影響による新規採用の停止、事業会社のシステム開発中断によるSIer/SES企業の契約終了(案件がない場合は自社で待機)などがフリーランスを検討する方が増えた一因として考えられます。
自分自身もエンジニアとして、案件がなくなる=自社待機という状況を経験したことがあり、案件がない状況は想像以上にストレスを感じやすく、自分のキャリアについて不安を感じました。
想像に過ぎませんが、コロナの影響を受けたエンジニアはその時期から正社員だけではなく、フリーランスという働き方を選択する人が増えたのではないか、と考えます。
また、リモートワークの案件を自分自身で選ぶことができる、という点もフリーランスという働き方を選択する後押しになったのでは、と思います。
コロナ禍以降に広がったフリーランスという働き方は現在では転職(正社員)と並ぶ選択肢として定着した印象です。
下記は実際にエンジニアの方との面談でフリーランスを選択した理由としてよく挙げられるものになります。
- フリーランスという働き方に興味があった
- 自分自身のスキルが単価としてどう評価されるか興味があった
- 事業立ち上げの準備のため
- 稼働日数(週1〜4日)を自分で選択したい
- 収入を増やしたい
- 興味のある分野や技術領域に絞って案件を選びたい
- 複業を行うため
フリーランスが一般化した一方、全ての方がフリーランスに向いているわけではないため、自分自身に合った働き方かどうか、様々な情報収集をした上で判断することが大切です。
現在フリーランスになることを検討されている方の参考になれば幸いです。
最後に
プロパゲートは、エンジニアの皆様へ事業会社やクラスメソッドの案件をご紹介する、マッチングサービスです。